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Leonardo da Vinci [Books]

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レオナルド・ダヴィンチのノートを元に書かれた「Leonardo da Vinci」は通常の伝記とは異なる角度から彼の才能を分析している。

メモ魔であった彼のスケッチ、日常品買い物リスト、教会建築のアイデア等々、科学、生物学、アート等彼の興味のあるものすべてが詰まったノートはとても興味深い。そして細かく分析している著者の視点も面白い。

600ページに亘るこの本はダヴィンチの作品が多く掲載されているので上質紙。約1.3KGのとても重い本なので、気軽に抱えて読めないのが難点(笑)。
このような本こそ電子書籍で楽しむべきですね。
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Promise Me, Dad [Books]

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第47代米国副大統領Joe Biden著 "Promise Me, Dad”。

1972年に交通事故で夫人と生まれたばかりの娘を失った彼は、苦悩を乗り越え35年以上デラウェア州知事を務め、その後は8年間副大統領としてオバマ大統領の最も信頼すべきパートナーとなる。

次期政治家としての道を歩みだしていた長男Beau。脳腫瘍が彼の将来奪ってしまう。ありとあらゆる可能性を求めて新薬を接種し、All good!と常にポジティブに振る舞うBeau.息子を心配するあまり悲痛な表情でいるJoeを「そんな悲しそうな顔をしないで!」と逆に励ましてしまう強さ。

Beauを囲む家族達とのやりとり、そしてその間も副大統領としての厳しい任務をこなさなければならない立場が綴られていきます。

人の表情はその仕事によって変わってくるもの。例えば常に数字を気にしているエコノミストや投資家は険しい顔つき、保母や先生は慈しむような表情、芸術家は自由な雰囲気。
Joe Bidenの表情は政治家であっても穏やかな印象があったのは、数々の苦難を乗り越えた人間らしさが溢れていたからということをこの本を読んで知ることができました。

「もし自分に何があっても父さんは大丈夫だよね? Promise Me, Dad」
病に挑む息子から父親への力強い問い。彼の死を乗り越えて走り続けるJoe。

この本に出会えてよかった。
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Personal History [Books]

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Washington Post誌の元発行人Katharine Graham著「Personal History」。タイトルの通り自伝なのですが600ページを超える超大作。彼女が79歳の時に発刊されたこの本は彼女自身が生まれる以前の両親の話から始まるので80年以上の歴史をほぼ1年毎に綴っているのです。

映画「The Post」を観て彼女をもっと知りたくなり読み始めてみると、その面白さに引き込まれてしまいました。
冒頭で彼女自身が述べているように「私はプロフェッショナルの作家ではないことが歴然です」と言いつつも、一般人では経験できない彼女の人生は興味をそそられることばかり。
恵まれた幼少期から父親がオークションで購入したWashington Post社との関わり、幸せな結婚生活、才能ある夫Philの交友関係、そして躁うつ病にだった彼の自殺により未経験のビジネス界に突然巻き込まれることに。
1950年代、男性のみの出版業界に携わることになった彼女の混乱、果敢に仕事に打ち込む様子が事細かく書かれていきます。

彼女の才能はもちろんのこと、若い頃より大統領を含む幅広い社交関係でアメリカの主要人物と自然に出会っていたのは恵まれた家柄の賜物でしょう。そして仕事を始めてからもガツガツとすることなく、あくまでも自然体で努力していく姿には余裕さえ感じられます。

Personal Historyと言いつつ、夫Philに関する記録が40%程占められていて、この間彼女自身はどう思い、どう暮らしていたのか、はほんのわずかの説明にもどかしく感じていたら、終章で「Philの事を記録した文献は何もなく、私がしなければ、と思ったのです」と。実存した人の話は何よりも重い。

「歳をとってから過去にしがみついてしまうことはとても危険。私は今を生き、将来を楽しみにしています」で締めくくられたこの本、充実感溢れる読み応えでした。

Philの自殺54年後の2017年12月に息子のWilliamが69歳で自殺してしまうとは誰も想像しなかったことでしょう。彼女が知らなかったのは何より。
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Chasing Light [Books]

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フラリと立ち寄った本屋で見つけたMichelle Obamaの写真集、Chasing Light.
大統領夫人であった彼女の日々を収めたものですが、事あるごとに知った彼女の大らかなキャラクターがそのまま写っています。

バラエティショーで踊ったり、子供達向けのイベントで思い切り抱きしめたり、一緒に映っているホワイトハウスの職員が思いっきり笑っている写真では、きっと彼女がジョークでも飛ばしたことが伺われます。約1年前が妙に懐かしく思えます。大きなサングラスで表情を隠している現大統領夫人とは大違いだから。

人の表情とは性格を現すものなんだな、と改めて感じました。
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Do no harm [Books]

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英国ロンドン在の神経外科医Dr. Marsh著「Do No Harm」。脳腫瘍を持つ患者への手術、時には死と隣り合わせの患者に、成す術はないと告げる辛さ、自己との闘い等を綴った本。

単なる雑記ではなく、1つ1つが完成された物語。時にはとてもシリアスに、またユーモアも交えて。
この文章の格調高さは?と思っているとDr. Marshはオックスフォード大学で哲学と経済学を学んでいた人。そこから医学に興味を持ち、神経外科医を目指すことに。

神経外科医になると決めた時、先輩医師達とのインタビューの下りが面白かった。
「で、奥さんの意見は?」
2人から同じ質問を受けたDr. Marsh.そして彼もその後プライベートでも厳しい道を歩むことに。

私のボス達も神経外科医。日々患者の生と死と向き合い、時には手術が原因で患者の様態が急変するのを目の当たりにしている職業。職業とは簡単に言えない重さがあります。自身のバランスをどうとっているのかは興味深い所。

そして様々な種類の脳腫瘍の解説も勉強になりました。
数回手術を行っても再び腫瘍ができ、この夏に亡くなった友人や、現在病と闘っている友人の姿を思い浮かべながら噛みしめて読みました。
手術をしても完全回復はできない病、また副作用で麻痺状態、もしくは植物人間のようになる可能性が大きいもの、等医師と患者、家族に選択が迫られる様はまさに人生への選択。そして神経外科医という人生を選択したDr. Marshの生きざま。

引退後の新書「Admissions」はネパール、ウクライナの病院での実体験も綴られていて、こちらも面白かったです。

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Do yo like poems? [Books]

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アメリカ生まれの詩人Emily Dickinson.1830年生まれのEmilyはアカデミー卒業後、生涯の殆どを生家で過ごし生前は無名であったものの、彼女の死後に妹のLaviniaが約1800編の詩を発見し出版にこぎつけた。

自分の部屋に籠り溢れる想いを言葉につなげる作業はどのようなものだったのか、興味がそそられます。

図書館のサイトで選んだこの本は大人向けのイラストの上に言葉が乗っていて、まさに相乗効果。

"Hope" is the thing with feathers -
That perches in the soul -
And sings the tune without the words -
And never stops - at all -

「希望」は羽根を付けた生き物ー
魂の中にとまりー
言葉のない調べをうたいー
けっしてー休むことがないー
亀井俊介 編「対訳ディキンソン詩集」より

日本語で読んでみると、言葉の巧みな使い方に関心するばかり。そうか、thingは生き物となるのね。

短い文章の中に広がる世界は無限大。
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Stories from Shakespeare [Books]

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友人達と何回か出かけた夏のシェークスピア劇場Bard on the Beach. その後は夫々の興味も散り行きたい人だけ各自で行く体制に変化。というのも「皆行くなら私も」というノリでついてくる人達はそもそも中身にそれほど興味がないから。
Bard on the Beachの大ファンの友人Vickyからのギフトは素敵な本。イラストたっぷりの中身に「子供向け?」と思いつつ読み始めると...読みやすい! 原作は英語の古語、しかも演劇用なので理解しづらいこともあるのに、これはすんなりと頭に入っていきます。
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400年以上前の人々の感情、妬み、熱情、誇り、愛情―も今とそれほど変わらないんだな、という新鮮な驚き。
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Men Without Women [Books]

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4月の帰国時に購入した村上春樹著「女のいない男たち」。日本語で彼の本を読むのは初めてなので、とっつきやすそうな短編集を。
こだわりのある文章は現実離れした世界への導きとなり、早く読み進めたい気持ちと、終わってほしくない物語との葛藤を楽しみました。お気に入りは「ドライブ・マイ・カー」「シェエラザード」。「独立器官」も不思議の世界で面白かった。英語だったらどうなるのか、と英訳本も読んでみました。

わざと理屈っぽい言い回しは英文ではあっさりと。敬語と普通語、男言葉、女言葉の違いが英語では1つの表現になってしまうから。その逆であまりにも回りくどい表現は英語でサラリと過ごしたほうが良いことも。

ちなみに「やつめウナギ」はlamprey eel。ひとつ学んだわ。

Yoga of Max's Discontent [Books]

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New York, Wall St. で働くMaxはコンピュータに向かってデータ処理の日々。母親の死後、偶然立ち寄った街角の屋台。真冬にも関わらず薄着で仕事をしているインド出身のオーナーに自分のコートを差し出すと「インドといっても様々な気候があり、自分はヒマラヤ山脈に近い場所から来たので大丈夫。インドのヨギーはもっと薄着で修業しているんです」と語る。
ヒマラヤ山脈近くでヨガ修行? その真意は? それまで特別ヨガに関心がなかったMaxは仕事を投げ出し12月のヒマラヤへと旅立つ。

長時間列車に揺られ、その後12時間のバス、更に10時間以上のハイクでようやくたどり着いた場所ではエジプト出身の元俳優とイタリア出身の学生が既にヨガ修行をしていた。10日に一度だけ会話ができるという沈黙生活の中、日々ヨガと瞑想、そして農作業をMaxも始めることに。ヨガ経験もないMaxは難易度の高いHeadstandポーズをすんなりとこなしてしまう。それを見た他の2人は「前世のカルマだ」とMaxに告げる。

Maxはこの生活に直ぐに溶け込めるのか? そんなことはなく3日目で根を上げそうになる。自身の様々な思いと闘いながら彼はインド生活を続けることに。

インドのヨガ僧達は北米でいうお洒落な「ヨガインストラクター」とは全く別物。何十年も座り続ける人、腕を上げ続ける人、黙秘の行で沈黙を守り続ける人…とかなり特異な世界。子供の頃に観たTV番組の主題歌「インドの山奥で修業して♪」の歌詞に大いに納得。

ヨガのポーズAsanaは大きな行法の一部でしかなく、難しいポーズをこなせたからゴールにたどり着くわけではない。日々の生活をしっかりと行うこと、Maxのように日々瞑想生活を送ることもヨガのひとつ。彼が世話をする宿にやってきたヨギーの一人は12年間インド内を旅し修行を続けていると語る。5年後Maxはある境地に達するが、これはかなり早いと思う。これも彼のカルマだからか?

読み終えると晴れ晴れとした沢中な気分になりました。自分のペースでヨガ修行を続けていこうと思います。
Om....

The Golden Son [Books]

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広大な土地を持つインドの農村に生まれたAnilは5人兄弟の長男。本来ならば父親の後に家業を継ぐべく立場なのに、彼は医学部卒業後、アメリカ・テキサス州の研修医に応募し新たな人生を歩む。

数年前インドの孤児院より子供を授かった物語”Secret Daughter"に深く感動を覚え、同じ著者の作であるこの本を楽しみに読み始めました。

今でも強く男子、しかも長男が次の家長となるべく大切にされるインドの風習、そして1人1人の背景が子供の頃から30歳過ぎまで細かく綴られていくパターンは別の本でも読んだ覚えが。
ヒンドゥー教の習慣はよくわからないけれど、ベジタリアン、アルコール抜きを母親から厳しく言われたAnilもアメリカでは肉食は避けるものの、ビールを楽しみ、近所に住むアメリカ人ガールフレンドと付き合うように。互いの両親には紹介できないジレンマ。そして彼女の元彼は友人を滅多打ちにし、緊急病棟に運ばれる惨事となる。

研修医として同僚は全てライバルという立場の中、唯一の有色人種としてのギャップ、親しくなった同僚から思いきり裏切られ、救われたのはインド出身の先輩研修医。

幼馴染のLeenaは若くして結婚するものの、夫に虐待され、義母、義理の姉からは「Worthless,(価値なし)Garbage(ゴミ)」と呼ばれる日々。彼女との再会によってAnilとの愛情が芽生えるのか…
それは読んでからのお楽しみ。

細かく日々の心の動きを追っていった前半から最終章は一気に8年後の世界になってしまい、急いだ終結になったのは残念。